本日その金井拓人さん(地質学専門、帝京大文化財研究所助教)が、北杜市考古資料館に来られました。
24日に当館で開催する黒曜石の講座の講師 保坂康夫さん(山梨学院大学客員教授)と共に、北杜市の丘の公園遺跡群、横針前久保遺跡から出土した旧石器時代の水晶石器を分析!!
この真ん中の小さな機械で、水晶に赤外線を当てて、成分差による波長の違いを比較して分析するそうです。
当館学芸員も分析に挑戦!?
データーを取り込むまでじっと手で持ち続ける・・・
本日は130ほどの石器を分析する予定。
丘の公園遺跡は、北杜市高根町清里のスポーツレクリエーション施設建設工事に先立ち、発掘調査した遺跡です。いまやゴルフ場となっているあの場所に旧石器人がたくさん住んでいたのですね。
横針前久保遺跡は、北杜市長坂町の 八ヶ岳パーキングエリア改築工事に先立ち、発掘調査した遺跡です。山梨県最古級の旧石器時代の遺跡です。なんと3~4万年前です。
八ヶ岳パーキングエリア上り(東京方面)の外壁画をご存知ですか?
山梨県HPより転載 |
その頃の人たちはどこの産地の水晶を使っていたんでしょうか。
結果が楽しみですね。