★北杜市郷土資料館
 常設展「ほくと歴史の杜紀行~大自然に育まれた郷土の文化~」

★北杜市考古資料館 
 常設展「遺跡から探る北杜の歴史」
★北杜市埋蔵文化財情報WEB 開設しました。
 
https://hokuto-maibun.com/
★浅川伯教・巧兄弟資料館 
 ブログ→
http://asakawabrothers.blogspot.com/
★平田家住宅  

※令和2年4月より休館日が週2日に変わりました。詳しくは、『アクセス・利用案内』をご覧ください。
※令和元年10月1日より一般・高校生以上の入館料が210円に改定になりました。

2019年12月25日水曜日

年末年始の休館のお知らせ


★北杜市郷土資料館
 令和元年12月28日(土)~ 令和2年1月4日(土)の間、休館
 令和2年1月5日(日)~10日(金) の間、展示替えのため臨時休館
 令和2年1月11日(土) ~ 3月8日(日)企画展「収蔵資料展 ~ 竹の道具」

★北杜市考古資料館
 令和元年12月28日(土)~ 令和2年1月4日(土)の間、休館

 令和2年1月5日(日)通常開館
 令和2年1月6日(月)休館日

★浅川伯教・巧兄弟資料館
 令和元年12月27日(金)月末整理日のため休館
 令和元年12月28日(土)通常開館
 令和元年12月29日(日)~ 令和2年1月4日(土)の間、休館
 令和2年1月5日(日)通常開館
 令和2年1月6日(月)休館日

★平田家住宅
 令和元年12月28日(土)~ 令和2年1月4日(土)の間、休館
 令和2年1月5日(日)通常開館
 冬季は、土日水曜日のみ開館

休館中はご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

2019年12月11日水曜日

縄文ZINE Channel「 竪穴住居探訪第一回、梅之木遺跡で火を熾す」 【北杜市考古資料館】



https://www.youtube.com/watch?v=CaU3brQL8rc&feature=youtu.be
(縄文ZINE Channnel)

フリーペーパー「縄文ZINE」さんが最近Youtubeを始められて、
その竪穴住居探訪の第一回目が、「梅之木遺跡で火を熾す」!

動画の火熾しは、「キリモミ(錐揉み)式」という、細長い棒を板に立てて、両手で挟み、下に押さえつけるようにして回転させる方法です。熟練者なら10秒ほどで火種をつくることができるようですが・・・現代の縄文人さんは火を熾す機会があまりないのかもしれないですね (^_^;)

火の熾し方にはいろいろあって、今回のような回転摩擦による発火では、二人で火を熾すヒモギリ(紐錐)式や、弓を使うユミギリ(弓錐)式などがあります。
このユミギリ式、木の棒に弓の弦を1~2回巻き付け、弓を前後に動かし回転させ火を熾します。これなら一人で、熟練者なら3秒~8秒で火種ができるようなので早いですね。

火種ができたら、大きくグルグル回して空気を送るとさらに火が付きやすくなります。
火種を大切にしているところ素敵でしたね。

火熾しに興味が湧いてきたでしょうか?
火熾しをするときは、まわりに何もない野外でしましょう。

梅之木遺跡では、縄文時代の道具と技法、素材にこだわり、民族事例を参考にして竪穴住居を復元しています。
ぜひお越しください!

2019年12月1日日曜日

ギャラリートークのお知らせ 【北杜市考古資料館】

令和元年度 北杜市考古資料館企画展
「黒き星のかけら ~黒曜石と八ヶ岳山麓の縄文世界~」

ギャラリートーク (学芸員による展示解説)が開催されます!
2019年12月14日(土) 13:30~14:30 
2020年  1月19日(日) 13:30~14:30

八ヶ岳の縄文人の黒曜石の入手ルートや、流通、時代による変化などなど、黒曜石のお話をじっくりお聞きください。


 



北杜市考古資料館
山梨県北杜市大泉町谷戸2414
TEL0551-20-5505
【開館時間】
9001700(入館は1630まで)
【入館料】
•一般【高校生以上】210円(100円)
•小中学生100円(50円)
( )内は20人以上の団体料金・未就学児は無料
 【休館日】
•月曜日(休日の場合はその直後の休日でない日)
•休日の翌日
【アクセス】
鉄道:JR中央本線長坂駅下車、北杜市民バス「大泉総合支所」下車、徒歩約10
お車:中央自動車道長坂ICから約10




2019年11月29日金曜日

講演会「八ヶ岳山麓の縄文遺跡を中心とする黒曜石ネットワーク」講師:保坂康夫先生 【北杜市考古資料館】

11月24日(日)
開催中の企画展「黒き星のかけら ~黒曜石と八ヶ岳山麓の縄文世界」
関連講演会「八ヶ岳山麓の縄文遺跡を中心とする黒曜石ネットワーク」がありました。
講師は 保坂康夫先生 (山梨学院大学客員教授)
40名の皆さんが聴講されました。




最新の黒曜石の分析結果や、北杜市内の遺跡から出土した黒曜石の石器、その入手ルートなどなど、ネットワークとつながりが興味深い内容のお話でした。

第2弾 東京発 縄文巡回バスツアー ワンダフルジャーニー 【北杜市考古資料館】

八ヶ岳定住自立圏共生ビジョン
資料館連携事業 共同企画展

ワンダフル ジャーニー [星降る八ヶ岳山麓の縄文世界]
関連イベント 縄文巡回バスツアー東京発 第2弾!!
11月23日(土)に行われました。

JR八王子駅からの出発
最初にバスを降りたのは、北杜市にある国史跡 梅之木遺跡。
心配した雨も止み、八ヶ岳も見えてきました。

ガイダンス施設で 北杜市教育委員会学術課課長の解説を聞きます。




梅之木遺跡は5000年前の縄文のムラ。
縄文時代の人々が500年にわたり暮らした集落の遺跡です。



梅之木遺跡では、多数の竪穴住居、川べりの作業施設、縄文時代の「道」が見つかりました。
どのようなものか見に行ってみましょう!

こちらの竪穴住居は、縄文時代の道具と技術、素材にこだわり復元しました。
入ってみましょう。20名もの人数はいれるのかな?

けっこう中は広く、全員入れました!
薄暗いなか、縄文人さんが火を焚いてくれてました。

天窓を開けると、パァ~っと明るくなり、これなら暮らせる!と思った方も多いはず。


こちらは、今まさに復元中の竪穴住居です。

さぁ、川へ降りる縄文の「道」を通って、敷石住居、調理施設を見に行きます!
今は埋め戻されていますが、ここを縄文人が通ったんだなぁ、と思うとタイムスリップしそうになります。

敷石住居(復元)
床に平石を敷いた特殊なつくりの住居です。

この左側に今は涸れ沢ですが、川が流れていました。

集積土坑(復元)
浅いくぼみに焼けた石を集積した土坑で、石蒸し調理の施設です。


次の目的地に行きましょう。
北杜市考古資料館です。
解放感のある1階展示室に大型土器が展示してあります。

金生遺跡から出土した土偶や石棒。
ユニークな形がいっぱいありますね。


この後ランチをとって、長野県富士見町の井戸尻考古館へ!
ずら~っと並んだ土器たち。 

石器もたくさんあります。

こちらは、始祖女神像。
残念ながら今、長野県立歴史館で開催中の「中部高地の土偶」展に貸出中のため、レプリカです。
が、かなり精巧に作られているらしく、見間違えるほどの出来栄え(?)だそうです。 

展示の中に北杜市小淵沢町から出土した土器を発見!(手前の土器)
井戸尻の方々が発掘に携わったんですね。
キャプションは手書きで「有孔鍔付樽」になってます。
容量2斗 ≒ 36リットル   
何をいれていたのでしょうか? 

素晴らしい香炉形土器

神像筒型土器 美しいです。

今回の共同企画展だけに展示されている 人体絵画土器。
出産している姿だとも言われています。 


では、次の目的地、八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)へ!

国史跡 阿久遺跡(あきゅういせき)から出土したものを展示しています。
阿久遺跡は縄文時代前期を通してのムラであり、立石・列石を中核に捉えた祭祀の場でした。


前尾根遺跡出土の顔面装飾付土器は、ほぼ完形で出土しました。


大石遺跡出土の深鉢は涙を流しているようにも見えますね。

山の神遺跡出土の釣手土器
原村にも他では見たことのないような土器が出土しています。

南平遺跡出土の深鉢


今回の旅はここまでです。
お土産に各館より缶バッジを1つずつどうぞ。

 
ワンダフル ジャーニー [星降る八ヶ岳山麓の縄文世界]
いかがでしたか? 素晴らしい旅となったでしょうか?

八ヶ岳の麓にすばらしい縄文のムラがいくつもありました。
きっとムラ同士の行き来もあったでしょう。お嫁にいったかもしれませんね。

また来年も 「八ヶ岳定住自立圏共生ビジョン 資料館連携事業 共同企画展」バスツアーを行う予定です。
来年はちょっと縄文人になった気分でムラ(各館)を回り、体験なども考え中です。
ぜひご参加ください!


2019年11月28日木曜日

長坂小学校3年生が見学に来てくれました 


1126日、27日の二日間、長坂小学校の3年生の皆さんが北杜市郷土資料館の見学に訪れました。
見学チームと石臼体験チームに分かれて、楽しく勉強しましょう!

―見学チーム―
長坂の昭和初期の民家を再現した展示を見学します。この民家展示の中の資料は、かつて実際に使われていたものです。












             

「いろり」。大事な役目が三つありました。
みんな集中!!して聞いています。

「自在鉤(じざいかぎ)」 上は弱火、下は強火。だから自在。納得!!















「うちうまや」。うまやのお掃除も馬のお世話も子どもたちのお仕事。
 馬が食べる草も学校から帰って草刈りに行ったと聞いてビックリ!!














「木曽馬」。すごい筋肉。頼りになる馬だったんだね。















こたつ。テレビ。アイロン。かがみ。みんなが使っているものと違うのはどこですか。















1階の古民家の中にはなかったお風呂。水を川にくみに行くところから始めます。


 ―石臼体験チーム―
ひき臼を使って、みんなが学校で作った大豆をひきます。
大豆をひくと何ができるのかな。
「きなこ~」。














石臼はどっちに回すのかな? 時計回りだと思う人?反時計回りだと思う人?












石臼にほってある溝を見てみよう。













香ばしいにおいが部屋中に。「食べた~い」。













いっぱい出てきたね。でもまだまだつぶがたくさん残っているね。













集めてもう一度ひいてみよう。












ひいた粉をふるいにかけてサラサラのきなこができてきたよ。
               





 きなこ完成!!! 大成功!!!

学校へ帰っておいしく食べてね!
また資料館に来てくださいね!