北杜市考古資料館に戻ってくるのは、11月末になります。
しばらくこちらでは見れませんが、津南町のお近くの方や、おいでの方は、ぜひ見に行ってくださいね。
●水煙把手付深鉢形土器
津金御所前遺跡(須玉町下津金)
縄文中期・曽利I式期(4,400年前)
円やS字を描きながら口縁部を大きく超えて水煙のように立ち上がる大型装飾把手。
躍動感あふれるフォルムは、縄文芸術の粋といえるでしょう。
昭和56(1981年)津金御所前遺跡3号住居址から出土しました。
八ヶ岳南麓初の曽利I式住居址の発見だったのです。
もう一つの土器と重なるように横たわった状態で出土しました。
(写真は須玉町埋蔵文化財報告書第4集「津金御所前遺跡」より転載)
不思議、水煙の中から・・・
見る角度によって、顔にも見えませんか?
今回はこの水煙把手付深鉢形土器と同じ津金御所前遺跡の5号住居址から出土した、出産文土器のレプリカも一緒に展示されます。
★なじょもん(農と縄文の体験実習館)
https://www.najomon.com/page_kikaku/index.php?id=1565179949
なじょもんホームページより転載
2019年11月28日返却され、常設展示しています。