こんにちは。
夏はイベント目白押しの資料館ですが、8月4日、郷土資料館にて「ボロ織り教室」を開催しました。
まず「“ボロ織り”とは何ぞや?」と思われる方のためにちょこっと説明します。
ボロ織りは裂き織りともいい、使わなくなった布製品を紐状の布切れに裂いて新たに布を織ることです。
この布で、昔の人は着物やこたつがけを作っていたようです。
簡単に言うと昔ながらのリサイクルなのです。
さて、北杜市内ではボロ織りの技術を受け継ぐ「筬(おさ)の会」という団体が、日々精力的にご活動されています。
「筬」とは、縦糸を通す櫛のような形の道具のこと。
今回の体験教室はそんな筬の会のメンバーに講師をしていただきました。
今回参加者の皆さんに体験していただいたのは、横糸となる布切れを織っていく作業でした。
果たしてどんな仕上がりになるのでしょうか・・・?
大人も子供も一所懸命です。
途中で昼食休憩を挟んだのですが、食事を終えるやいなやすぐ作業に戻られた方もいらっしゃったとか。
その集中力・・・練り上げられている。
至高の領域に近い。
そうして続々と作品が出来上がっていきます。
(縦糸が長すぎて切り上げざるを得なくなった方もいらっしゃいました。大変申し訳ありません!)
合計3時間の作業を経て、こんなに鮮やかな作品たちが生まれました。
織り上がる度に感嘆の声が上がっていましたね。
使い古された布から織られたとは思えない出来栄えです。
ご参加いただいた皆様、そして講師を努めてくださった筬の会の皆様、ありがとうございました!