ホップはビールの原材料となるクワ科のツル植物です。
ホップ栽培の本場であるドイツに気候が似ている八ヶ岳南麓では、
ホップ栽培の適地として見いだされ、大正8年にキリンビールの試験栽培場ができたことをきっかけに、北杜市内でも栽培が始まりました。
かつては農家の熱心な取り組みにより、収穫量日本一を達成し、
農林大臣賞をするまでになったホップ栽培も、平成初期に終息を迎えます。
しかし、ホップが市内から姿を消してから久しい平成23年、
新たな動きが北杜市のなかで起こりました。
北杜のホップで地ビールを作ろうと、ホップ栽培が再開されたのです。
近年注目が集まっている北杜市の地ビールと、郷土資料館のホップの成長にご期待ください!
●信州早生種
深い緑色をしています。
現時点では、かいこがねよりも50cmほど小さいです。
今後の成長が楽しみです。
●かいごがね
成長途中で葉が黄色くなる特色があります。
比較すると、その様子がはっきりわかります。
比較対象の緑の葉もかいこがねです。
かいこがねは、長坂町で見つかった突然変異株です。
それまでのホップよりも毬花は小型ですが、着花密度が高く、
多くの収穫量が見込める優秀性を持ちます。
「甲斐」で見つかった「黄金」色のホップということで、この名が付きました。
現在も「かいこがね」は東北を中心に栽培され、国産のビールに使用されています。
ぜひ郷土資料館まで、ホップの成長を見に来てくださいね!
北杜市郷土資料館 |
開館時間:9:00~17:00(ただし入館は16:30まで) |
休館日:毎週月曜日(休日を除く) |
休日の翌日(日曜日または休日を除く) |
観覧料:一般・高校以上 200円(100円) 小中学生 100円(50円) |
*( )内は20名以上の団体料金 |
会場:北杜市郷土資料館 |
☎ 0551-32-6498 FAX 0551-32-6497 |
〒408-0036 北杜市長坂町中丸1996-2 |