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2018年10月7日日曜日

「長坂三ヶ区の札番・水番制度」が、山梨県無形民俗文化財に指定されました

 北杜市長坂町長坂上条、長坂下条、渋沢の3地区にある水利組合の、永年にわたって実施してきた農業用水の維持・管理の仕組み「札番・水番制度」が、山梨県無形民俗文化財に指定されました。
 長坂町内の3地区では、水田にひく農業用水を三分一湧水、女取湧水、八右衛門出口の3ヵ所で取水し、用水堰で各地区に引水しています。
 「水番」とは堰を清掃し、維持管理する役目です。「札番」は漏水等を監視するための見張役です。3地区では、農業用水を確保するために、用水堰を維持管理し、堰を見回るための仕組みをつくり、3地区全体で受け継いできました。
 こうした水利のための仕組みがいつから始まったか、正確なことは分かっていませんが、三分一湧水が江戸時代初めには利用されていたことから、「札番・水番」の仕組みも同じ頃から行われていたと推測されます。
 総延長10kmにも及ぶ用水堰を維持管理するのは大変な作業です。江戸時代の初めから400年にわたり3地区全体で保持されてきた「札番・水番」は、地域の歴史を象徴する無形民俗です。
(広報ほくと10月号より引用)
 
 
三分一湧水
真ん中の水路(写真中央から右下に流れている)が、長坂三ヶ区へ流れていきます。
 
 
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