郷土資料館で、理科の授業??と思われた方もいらっしゃるかと。
一週間ほど前に、武川小3年生のS先生から、
「春から大事に育てた”かいこ”が、繭になったので、糸をひきたいのですが」
と、ご相談をうけました。
「数年前に郷土資料館で、そのような授業をされていたと思いましたが・・・」
確かに!行なったことがあります!
とはいえ、直接携わったことはなく。
でも、児童が大切に育てた”かいこ”さん。
無駄にはできません!!
このようないきさつで実現した授業となりました。
最初に、北杜市での養蚕の歴史などを説明しました。
鍋に水を入れ、繭を煮ます。
約1分沸騰させ、そのあと半分ほどの水を足します。
繭を個々の容器に移し、歯ブラシで表面をこすり、
糸を引き出します。(作業に夢中で写真がありません。すみません。)
はじめは、上手く1本になりませんが、
しばらくすると1本になり、それを手に巻きました。
上手に糸をひいています。
一つの繭から約1,500mくらいの糸がひけるそうです。
どんどんひいていくと、
中から出てきたものは、
さなぎ
(ついこの前まで、白いかいこさんでした)
手にいっぱい巻いた児童もいました。
ツヤのあるきれいな絹糸です。
手探り状態の授業で大変申し訳なかったのですが、
目的は達成できたのかな?と思います。
武川小学校3年生のみなさん、ありがとうございました。