11月1日(土)、ほくと歴史の杜ふるさと講座「梅之木遺跡と茅ヶ岳の縄文遺跡を訪ねて」を開催しました。
当日はあいにくの天気で寒いほどでしたが、バスの中は参加者の熱気で満ちていました。
まずは明野町の神取遺跡、寺前遺跡、諏訪原遺跡を見学します。
いずれも「神取面」と呼ばれる茅ヶ岳の河岸段丘面に位置する遺跡です。
神取面には縄文時代草創期~中期までの集落跡が、北へ場所を変えながら存在しています。
神取遺跡
寺前遺跡
寺前遺跡から見た斑山の風景
諏訪原遺跡
続いては平林・平林南遺跡へ。
続いて北杜市埋蔵文化財センターへ。
今年の3月に国史跡の指定を受けた梅之木遺跡の説明を聞きます。
(北杜市埋蔵文化財センターは、通常は公開しておりません)
午後には実際に梅之木遺跡を見学しましたが、あいにくの霧で視界が遮られてしまいました。
梅之木遺跡では、縄文時代の集落の様子を、竪穴住居などを復元して整備する予定です。
上原遺跡は、つい先日まで発掘作業が行われていた遺跡です。
日常ではなかなか目にすることがない現場に興味津々。
続いて上ノ原遺跡へ。
この遺跡では、縄文時代後期としては県下最大の集落が確認されています。
このように標高が高い山間部に集落があったことに、皆さま驚かれた御様子。
最後は北杜市考古資料館で企画展「梅之木遺跡展~茅ヶ岳の縄文文化~」を、職員の解説を聞きながら見学しました。これまでに紹介されていた遺跡の出土品を実際に見ることができます。
「まるめちゃん」も皆様をお迎えしました。
あいにくの天気でしたが、御参加いただきありがとうございました。
企画展「梅之木遺跡展~茅ヶ岳の縄文文化~」は12月14日(日)まで開催しています。
是非、御来館ください。